バレンシア畑の名前の由来
◆上秋津はバレンシアオレンジ生産 日本一の産地
5月にオレンジの花が咲いてから、収穫できるのは、翌年の7月〜8月です。なんと樹上で14〜15ヶ月も過ごさないと出来上がりません。また、冬には1つ1つ手間暇かけて袋がけしないと、春先からオレンジ色だったバレンシアがまた緑色に戻る回青現象という二次成長が始まり、せっかく出来上がってきた味も台無しになります。故に、あまりにも手がかかり、リスクを抱えるオレンジですので栽培を諦める農家が続出。しかし、上秋津の農家はてまひまを惜しむことなく、真夏に収穫できるオレンジを日本中に届けています。
お菓子体験工房『バレンシア畑』は、そういったバレンシアオレンジの栽培のように、手間暇かけて、つくりつづけたいと考えていてます。
どうして農村で、スイーツお菓子づくり?

古くから柑橘栽培でこの村を支えてきました。明治の中頃から本格的なキンカン栽培がスタートし、戦後は完熟ミカンの産地として全国にその名を知らしめました。また昭和の終わり頃からは、紀州南高梅の栽培も盛んになりました。こういった、環境のなかスイーツ・お菓子づくりをするのにも、その新鮮な素材がいつでも手に入れることが出来る環境とは、農村にお店をつくるのが一番だと考えています。